2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

魚介(第21回) イカ(パート5)

たまたま、イソップを読んだ。あるストーリーを読んだとき、「ああ、謝罪した相手が許すと言っても、相手が恨みを持っていた場合、その恨みまで水に流すとは限らないのだなぁ」という感想をもった。その恨みが妥当なものであろうとなかろうと関係ない。考え…

魚介(第20回) イカ(パート4)

ビジュアルがないと寂しい、といわれてから写真を取り込むようにしてきた。今日は、オムライス。京都の、大丸の向かいの、錦市場の入り口付近の、2階にある、あの名前が思い出せない店で食べたオムライスはおいしかったなぁ。もう一度、食べてみたい。 卵の…

魚介(第19回) イカ(パート3)

小学生6年生のある日、「このままこんな生活がずっと続くのかなぁ」と思った。マンネリズムを感じていた。一方、中学、高校は短かった。絶対的尺度では小学校の1/2なのだが、感覚的には1/3とも1/4ともいえるような短さで通り過ぎていった。そして現在、時は…

魚介(第18回) イカ(パート2)

ビーフシチュー(試作4)を、懲りもせず作ってみた。酸味はバターで丸くしてみた。舌の上でとろけるとろける。ふふふ。今回はすね肉を使ったが、次回はもっと脂のあるところを使ってみたい。それでは、イカ(パート2)です。The totano seppie, or flying …

魚介(第17回) イカ(パート1)

作れといわれたので、「舌平目のデュグレレ風」を作った。本当はドーバーソールと呼ばれるのヒラメを使うらしいのだが、手に入らなかったので赤舌平目を使った。ヒラメの肉に、バターのコクとトマトの酸味が絡んで、思わず目を閉じて天を仰いでしまった。そ…

魚介(第16回) ニゴイ

ときどき、無性にジャンクフードを食い漁りたいときがある。まさに、食べ尽くしたいといった気分。まぁ、単なる気分なので、ソース焼きそば作って、お好み焼き作ってパクパク食べれば収まるのだが。思うに、僕はジャンクフード世代のハシリだろう。小中学生…

魚介(第15回) ニシン

今日、ビーフシチュー(試作3)を作った。仕上がりの味に強い酸味がでないように、知恵を絞って、腕を揮って...。やはり、だめだ!出来上がりの色が気に入らない。朝早くから、肉は肉で焼き色をつけ、野菜は野菜で焼き色をつけ、ことこと8時間、フォンを作…

魚介(第14回) ウナギ(パート5)

先日、ラジオでいいことを聞いた。話としては、意識というものを上手にコントロールすることで、つらさの度合いを弱めることができるというもの。何かつらいことがあって、そればかり考えていればいつまでもつらいまま。「そればかり考えている」、つまり、…

魚介(第13回) ウナギ(パート4)

「月明かり、吐く息凍え消えていく。音なき音に耳傾ける」晴れ上がった冬の夜の空気は凛々として、顔や手の皮膚が裂けそうになるぐらいにピンとする。昼間はまだ、日の光があるから多少は和らぐけど、夜はぐっとこらえないと外は歩けない。冬場の山奥にいっ…

魚介(第12回) ウナギ(パート3)

肉体的にぐったりとして、夜、ぐっすりと眠れるのは幸せ。精神的にぐたっとして、なかなか寝付けないのは、最低。枕もとのスタンドを消して、ラジオを聞きながらすっと夢の世界に入っていけるのは、最高。これからのことをあれこれ考えて、眠りのモードにぜ…

魚介(第11回) ウナギ(パート2)

「誰かと付き合い始めるって難しいもの。今は、他のことで頭が一杯で、恋愛については何も考えられないの。『好き』と言ってもらえてうれしい。けれど、だめなの」。そう口にする彼女の気持ち、わからないでもない。体のよい断りの言葉であったとしても、彼…

魚介(第10回) ウナギ(パート1)

今日、WOWWOWで「鬼畜」(監督:野村芳太郎)を観た。今ひとつ、盛り上がりに欠ける映画だった。確かに、現在にも通じるテーマなのだが、ストーリーの展開が読めてしまうところが、どうも...。年のせい?感動が乏しくなってくることは、よいことでは「ない」…