魚介(第13回) ウナギ(パート4)

「月明かり、吐く息凍え消えていく。音なき音に耳傾ける」

晴れ上がった冬の夜の空気は凛々として、顔や手の皮膚が裂けそうになるぐらいにピンとする。昼間はまだ、日の光があるから多少は和らぐけど、夜はぐっとこらえないと外は歩けない。冬場の山奥にいったことがある人なら、容易に想像できると思う。そんな冬の夜にテクテク歩いていて、ふっと気がつくと、何かが聞こえているのに気付く。音を出すものなんて何にもないはずなのに。不思議だ。キンキンともキーンとも聞こえる。どこから聞こえて来るんだろう。

それでは、ウナギのパート4をどうぞ。

Eels are traditionally eaten fried, grilled, baked and stewed./ In Sardinia,/ they are cooked with tomatoes./ One of the most memorable <031>dishes <031>I have had with <05>eel/ was <032>one in <032>which <05>it was simply baked with by leaves and nother flavoring./
(通常、ウナギは油で炒めたり、網焼きにしたり、オーブンで焼いたり、煮込んだりして食べます。サルディーニャ地方では、ウナギをトマトと一緒に調理します。私が忘れられないウナギ料理のひとつは、香り付けにローリエだけを使って焼いたものです。)
香り付けにローリエだけを使って焼くウナギ料理は、「Anguilla alla Luciana(サンタ・ルチア風ウナギ)」と呼ばれます。英語名は、Eel baked with Bay Leaves です。
One fo the most memorable dishes I have had with eel/ was one in which it was simply baked with by leaves and nother flavoring./ (原文ママ) の時制が気になります。通常なら、had had・・・wasかhave had・・・isになるかと思うのですが...。常識的に判断すれば、今でもお気に入りなんでしょうから、have had・・・is で解釈すべきでしょう。
<文法>

  1. <03>_<03>は修飾関係です。どちらも後置修飾です。
  2. <05>_<05>は照応関係です。ここでは、前方照応です。