最近、自分の行動を振り返る機会が増えている。
若い頃はただ突っ走るだけで、恥をかいたり怒られたりして初めて反省。
謝りの人生は、誤りの人生に繋がりかねない。
謝ってばかりでは、他者の信頼は得られない。
頻繁な振り返りは、自分の行動に自信が持てなくなってきていることの証左なのか。
それとも、生きる知恵として身に着けてきたものなのか。
知命の五十もそろそろ終わり。
自分の、今後の許容範囲も見えてきた。
幸田露伴は娘の文に「あとみよそわか」と教えたという。
これで十分と思っても、もう一度見直すことの大切さを示した。
いろいろなことがしたくて、quick, quick, quick, quick... な人生を過ごしてきたけれど。
これからは、遅々とした歩みでもいいと思う。
速ければいいというものでもないし。
slow, slow, slow... そして時々quick...
周囲のことに気を配りながらも、日々の自分を大切にしていきたい。
ここまでの至らなさを、少しでも減らすことができるように。
そのためにも、あとみよそわか。
一つひとつ、きちんと。