フォカッチャのバリエーション(第3回)

In Lombardy, especially around Como, they make fitascetta,/ <031>a focaccia bread <031>topped with a jam of red onions and salt or sugar,/ while the Tuscans make stiacciata, <032>a proved dough <032>that is mixed with sugar, eggs and spices/ before being baked in a hot oven for 40 minutes./ Finally,/ the Ligurian speciality,/ known variously as pizzalandrea or pissadella, and sardenaria in Genovese,/ is related to the French onion tart, <09>pissaladiere./
(ロンバルディア州、特にコモ周辺では、フィタシェッタと呼ばれるフォカッチャの一種が作られます。フィタシェッタにはレッドオニオンを煮詰めたものと塩(または砂糖)がトッピングされます。一方、トスカーナにはスティアッチアータがあります。スティアッチアータは砂糖、卵、スパイスを加えて発酵させた生地を、熱いオーブンで40分ほど焼いたものです。最後はリグリア州の名物で、これはピザランドレアとかピサデッラなどと呼ばれます(ジェノバではサルデナリアとも)。これはフランスのオニオン・タルトピサラディエールに似ています。)
(最後のセンテンスにある)pissaladiereの後ろから2番目のeには開口音記号(`)があります。
<文法>

  1. <03>_<03>は修飾関係を示します。後続の<031>、<032>は先行の<031>、<032>を修飾しています。
  2. <09>は同格関係を示します。the French tart, that is pissaladiereということ。

<不連続シリーズ:cookingenglishのつぶやき>
数年前までコフコースが好きで、いつものように聴いていたのに、最近はとんと聴かなくなった。
今、思えば自分の知らない世界を教えてくれる歌詞に酔ってただけなんだろう。歌詞に歌われた世界をすべてではないにしろ生きてしまうと、とたんに色あせてしまう。
色あせるだけならまだいい。その世界を生きたという経験によって、つらい気持ちになることもあったりする。そんな気持ちが無意識のうちにオフコースを遠ざけてしまうのだろうか。
それでも、「こころは気紛れ」なんかがラジオから流れたりすると、つい耳を傾けて、あのころの厚顔無恥な自分を思い出してしまう。