フォカッチャのバリエーション(第1回)

フォカッチャそのものはシンプルな食べ物であるために、工夫の凝らし甲斐もあり、また、時間の経過の中で変化を遂げ多数のバリエーションが存在するようになったようです。
There are a huge number of different varieties of focaccia,/ including the smacafam from Trentino, a type of <03>focaccia <03>using buckwheat flour./ The dough has onions in it/ and is topped with sausage meat and <07> baked in a larded baking tray./ The Calabrian pitta is similar to the Middle-Eastern bread,/ except that it is <06>formed into a ring, <06>cut open and <06><01>filled,/ while still hot,/ <01>with ciccioli (pork fat, see page 73), oil and chilli or grated Pecorino./
(フォカッチャはバリエーションに富んでいます。たとえば、トレントのスマカファムは、そば粉を使ったフォカッチャです。生地にタマネギを練りこみ、ソーセージを載せ、ラードを塗った焼き皿で焼きます。カラブリア州のピタは中東で食されるパンに似たものですが、リング型をしており、アツアツのうちにチチョリ(豚の脂身、73ページ参照)、油、チリ(または摩り下ろしたペコリーノチーズ)を挟んで食べるという点で異なります。)
チッチョリとはどんなものかと思い、その写真を探してみました。やっとのことで見つけた一枚の写真に写るチチョリは、白くてブニョブニョした脂の塊に見えました。
<文法>

  1. <03>_<03>は修飾関係を示します。ここでは<03>using buckwheat flourが<03>focacciaを修飾しています。
  2. <07>は省略です。ここではisが省略されています。
  3. <06>は並列関係です。
  4. <01>は動詞との関係です。while still hotを除けば、filled with A が見えてきます。