魚介(第29回) ボラ

辻調のスクーリングで大阪に来ている。
地元の料理教室にはちょこちょこ顔を出すが、やはり素材も器具も今ひとつ。
参加費は1日1万円。安くはないが、それ相応のものはある。

今日のメニューは、プリモ1 スパゲティのトマトソース和え、バジリコ風味+フォカッチャ

プリモ2 タリアテッレのクリームソース和え

セコンド 子羊のパン粉焼き モツァレラチーズ風味 サラダ添え(裏面が表に来ているのはご愛嬌)

ドルチェ いちごのフランベとセミフレッド+コーヒー

自分でフルコースを作って、それを昼夜食べるといった感じ。
どれもおいしかった。リチェッタは手に入った。後は腕か。

さて、今回のテクストをどうぞ。

ボラは出世魚ですね。「トドのつまり」とも関わっていますね。
Cefalo, Muggine/Grey Mullet: Because of its fine flavour, this is a very popular fish in Italy/ and is fished around every coast./ Grey mullet is found of estuaries, where it finds the best feeding grounds,/ so it can taste muddy and the best fish come from clearer waters./ There are many varieties,/ but the most soughtafter is the volpino, which in season has <03>a rich roe <03>used to make bottarga./ Careful cleaning of the fish helps to get rid of any muddy taste./ Mullet is mostly eaten grilled,/ and only the best fish are baked in the oven,/ with only olive oil, lemon and parsley./
(チェファロ、ムッジーネ/ボラ:ボラは優れた風味をもち、イタリア人にとても好まれています。海岸付近で捕らえることができ、特に入り江付近に好んで生息し、そこを餌場にします。そのため、その身は泥臭いこともあり、最良のボラは濁りの少ない水域で摂れるものとなります。ボラにはさまざまな種類がいますが、その中でも特にボルピノが好まれます。旬のボルピノは油を多く含んだ卵を抱えており、その卵巣は塩漬けにされます。ボラの泥臭さを取り除きたければ、その身をしっかりと洗う必要があります。ボラは大抵、網焼きにされますが、最良のものはオーブン焼きにされ、オリーブオイル、レモン、パセリと合えて供されます。)
estuaries