オリーブオイル(第8回) エクストラバージン・オリーブオイル(パート3)

書き手はトスカーナ産のオリーブオイルについて言及しています。
Tuscan oil is made with Frantoio, Leccino, maurino and Puntino olives,/ and is quite different to Ligurian olive oil./ Tuscans like <02>their oil <02>fairly pepperly and herby./ Tuscan olives are collected as early as October,/ when they are still very green and their acidity especially low./ Because the olives are so young, however,/ they do not reach full size/ and so the yield of Tuscan olives is lower than that of those grown in other regions./
トスカーナ産のオリーブオイルは、フラントイオ種、レッチーノ種、マウリノ種、プンティノ種のオリーブを使って作られ、風味はリグリア地方のオリーブオイルとは全く異なります。トスカーナ人は幾分ピリッとして、青々とした香りをもつオイルを好みます。トスカーナ地方では、10月といえばオリーブの実を摘み取りが始まります。収穫の段階では、オリーブの実はまだ青く酸性度はとても低く、そしてまた若くて小さいので、収穫量はイタリア国内の他の地方と比べて少なくなります。)
副詞fairlyは、日本語にするのが難しい副詞です。「相当、かなり」などと訳されますが、語感とはしてはquiteやprettyよりは弱いとされています。ここでは、「いくぶん」としました。herbyも厄介ですね。「ハーブのような香りのするオリーブオイル」では、今ひとつ具体化しません。そこで、ハーブからの連想で「青々とした香りのするオリーブオイル」としました。
<文法>
<02>_<02>は小節です。「(自分たちのオイルは幾分ピリッとして青々とした香りがする)を好む」のコア概念です。