僕等の時代

「あなたの時代が終わったわけでなく

あなたが僕たちと歩こうとしないだけ」

 

と、小田さんが歌っていたのは30代の頃だと思うけど。

還暦を迎えた小田さんは、自分が書いたこの詩を、どんな思いで読み返すだろうか。

 

自分の30代。

「もう、あのおっさん、動かないなぁ。

パッパと決めて、テキパキとやってよぉ!」

なんて思ってたけど。

 

歳を取って、今、あの頃を振りかえると、僕はかなり嫌な奴だった。

しなくてもよいことをしていたような気がする。

何十年も経ってから、心を痛めている。

 

僕は、まだいい。

苦い思いをしながらも、反省できる余地を残しているのだから。

でも、嫌な思いをさせた人たちの心は、どうしたって癒すことができない。

過去には戻れないし、やり直すことはできない。

 

人は憂えて優しくなる、と考える人がいるらしい。

それは、僕にとってせめてもの慰め。

なぜあんなことを言ってしまったのだろう、やってしまったのだろうと振り返り、悩み、そこから思いやる気持ちが芽生える。

 

ナイーブなのは、いかんなぁ。

人と触れあって、擦れあっていれば、いいことばかりじゃない。

「ああ、またやっちゃった。

学習能力がないなぁ」

と、ガックリとしながらも、進むしかないんだろうな。

冷やし中華

9月の声を聞けば、暫くはさよならか。

 

卵、ハム、きゅうり。

あれ、きゅうりないじゃん。

仕方ない、なしで。

 

鶏ガラ、にぼし。

ねぎの青い部分。

ガラの香りと風味、にぼしの苦みと旨み。

これがベース。

 

オイスターソースに醤油。

さとう少々に、めんつゆ。

タレを用意して。

 

レタスがあって、酢ダコにトマト。

ごまだれにからし、そして酢。

 

これでいいかしら?

 

つゆを冷やして、具を冷やして、器を冷やして、箸を冷やし...これはその必要はないか。

 

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4~5時間かけて準備しても、5分もあれば胃袋の中に入っちゃうんだよね。

それでもいいのさ。

「おいしかったなぁ」

すべてはその一言のために。

半年も経っていた!

みなさん、こんばんは。

 

いやぁ、浦島太郎だ。

決してタイやヒラメのフラダンスに興じていたわけではないのだけれど。

僕の中の時間は数日でも、カレンダーは6枚もめくられていた!

月と太陽は、180回も入れ替わっていた!!

 

最近思うことと言えば、テレビドラマが面白くないということ。

シン・ゴジラを観たいなぁということ。

わかば」が290円/箱は高いだろうということ。

 

こんなことをぼやいていては、いかんなぁ。

 

 

牛丼

何を食べようか?

チルドを覗いてみる。

ああ、牛の切り落としを買っておいたんだ、脂身の多いところを。

牛丼でいこう。

 

牛300gにタマネギ中1個。

2ミリ幅で、縦にスライス。

 

鍋を用意して。

タマネギと牛肉を交互に積み重ねて。

水50cc、酒50cc、塩少々、砂糖小さじ2を入れて。

蓋をして、弱火で蒸し煮。

(使い残したこんにゃくも入れちゃえ。)

 

ゆっくり熱を入れて、タマネギの水分をしっかり脱水させて。

そんでもって、脂と水分を乳化させて。

 

頃合いを見計らって、醤油を注して、しばらくグツグツ。

味を確かめる。

 

いい香り。

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吉野家の牛丼も、松屋の牛丼もいいけれど。

自家製牛丼も、結構、いける。

 

…「バブルヘGO! タイムマシンはドラム式」

いやぁ、楽しく観ちゃった。

 

 ホイチョイプロダクションのお家芸ともいえるバブル映画。

脚本は君塚良一

 

阿部寛は「結婚しない男」の頃から、いいなぁ、と思っていて。

薬師丸ひろ子は、年齢を感じさせないし。

 

僕の就職は88年。

バブルも終わりの頃だったんだね。

当時の再現を、今、見せられると、とても恥ずかしくなってくる。

札束を振り回すようなことはなかったけれど、でも、あの服装、あの髪形、見覚えがある。

 

テクノカット、やったなぁ。

小さなカバンにものを詰めて歩いたなぁ。

ショットバーに通って、酔ってたなぁ。

まったく、なんてことを。

恥ずかしい。

 

ブロッコリーをどうしよう...

時間が経てば、花がぽろぽろと落ちる。

色も変わって...。

 

だから、買ったら早く下処理すればいいのだけれど。

消化の目処も立たぬままやってもなぁ。

ぬめりが出てくるし...。

 

...なんてことを考えている間に、茹でてしまおう。

少し多めに口にすればいいのだから。

 

さて、茹でたブロッコリー、少しパスタに使って。

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ブロッコリーって、ミルキーでクリーミーなものに絡めるとおいしいと思う。

グラタンのような、ホワイトソースもいいよね。

 

...「図書館戦争」を観てきた。

いや、素直に面白いと思った。

話が横道にそれることが少なく、テンポよかったんじゃないかな。

 

戦闘シーンが長くて退屈、とするコメントも読んだ。

まぁ、「戦争」をテーマに据えてるから、そこは良しとして。

でも、戦闘に使うものがマシンガンだけって、どうなんだろ。

途中で催涙ガスのようなものがでてきたけど。

他の武器は使えないのかな、良化委員会と図書館側の取り決めで。

これはもう、有川浩さんに訊いてみないと。

 

 

ビーフシチューのソース

チョコレートのように見えるソース。

ビーフシチューのソースを、漉して煮詰めたら、こんな感じ。

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...あれから、もう、5-6年になるかな。

京都の製菓学校の通信部に在籍して。

夏と冬は、市内のマンスリー・マンション(と言う名のワンルーム)に寝泊まり。

 

時間があれば近所をウロウロして。

で、大丸の裏手で見つけたカフェ。

オーナーと思われる、素敵な中年女性がレジに立っていたカフェ。

今でもあるかどうかは、分からないけど。

 

あのころ、オムライスにハマってて、いろんな店のを食べ歩いてた。

「オムライスに1,800円かよぉ...」なんて思いながら食べたのもあったっけ。

 

そして、京都のこの店のオムライス。

かなりよかったなぁ。

ケチャップライスではなく、バターで炒めた米をコンソメで炊いたご飯。

ピラフだね、あれは。

それが、卵とドミグラとよく合っていて。

 

近所にあれば、ちょいと行ってみたい気もするが...。

 

...「あさが来た」という朝ドラが始まった。

いやぁ、第一週の掴みとしては上出来。

幕末~明治という時代設定は、僕好み。

なにより、楽しいのがいい。

 

「心にもないことを、あるかのように言えるのは、女の強み」と、

友近扮する女中さん。

それを子供に言って聞かせるんだから。

そして僕は、「ああ、そうなんだ」と。

 

続きが楽しみ。

 

パプリカ

ビタミンCが豊富だと聞いた。

特に、赤いパプリカがいいのだそうだ。

 

生のパブリカは、固い。

薄く切っても、結構、歯に障る。

でも、ソテーすると、ツルトロと柔らかくなるから、不思議。

 

パスタの具としても、いいかな。

ソテーして、熱を加えて。

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加熱しても、それほど色が褪めないから、いいよね。

 

...ある気象予報士が、今年は「秋が来るのが早い」と言っていた。

確かに、ここんとこ、涼しいなぁ。

この辺りは、来週は最低気温が一ケタになると予報されていたし。

秋冬支度を始めようか、この週末に。

ビフカツ

西友で、お安い赤身のステーキ用の肉を見つけた。

 

レアで、バター&塩・コショーもいいよなぁ。

トロリとしたソースに絡めて食べてもいいよな。

...どうしよう。

 

悩んだ挙句、ビフカツで。

パルミジャーノとレモンで、さっぱりおいしくいただいてもいいけど。

今日は、タルタルソースで。

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たまねぎ、キュウリのピクルス、茹で卵、マヨネーズ。

粗挽きのコショーで、香りを加えて。

バンズに挟んで食べてもいいけど。

ご飯で食べても、いいんだよな、これが。

 

...今朝、窓を開けると、金木犀の香りが。

前回より、強く香る。

緑の葉の間をよく見ると、オレンジ色の花があちらこちらに。

 

ただ、金木犀の匂いは飽きる。

刹那の香りは素敵なのに。

何時間もこの芳しさに包まれていると、gimme a break!

掃除も大変だしなぁ。

 

まぁ、季節のものだと思って、暫くの間は...。

コッペパン

ホットドッグが食べたいな♪♪、と思っても、ふさわしいパンが見当たらない。

スーパーに出かけてみても、バターロールみたいなものはあるのだけれど...。

小中学校のころは、あれほどお世話になったのに、給食で。

 

仕方がない、自分で作るか。

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バターたっぷりで、フワフワよ。

 

ソーセージは、やはり、このくらいの太さがないとね。

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温めて齧ると、プチュッと肉汁が飛ぶソーセージ!

 

パンを二つに割り、バターを塗って、少し温めて。

薄焼き卵を間に入れて、炒めた細切りキャベツを敷き詰めて。

お湯の中で温めたソーセージを載せて。

後は、ケチャップ、マヨネーズ、粒マスタード。

クリームチーズも少し。

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ああ、待てない。

ミートソースもいいけれど、ケチャップも捨て難い。

 

コッペパンのコッペが気になって、手元の辞書を開いてみる。

「フランス語のクペ(切った)、ドイツ語のコップフ(頭)が語源か?」

「?」が気になる。

語源ははっきりとしていないのね。

 

ドイツ語の「頭」はいかがなものか。

形からすると、コッペパンはバゲットに似ているよな。

もちろん、製法は違うし、クープも入っていないし。

 

ひょっとすると、昔は、カミソリで斜めに傷をつけていたのかも?

まぁ、いいか。

少なくとも、コッペさんが作り始めたものではないことがわかったから。

舞踏る

ふと、脇に目を遣る...。

 

踊っている!

チビ太が踊っている!!

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とても激しく踊っている!!!

どうしちゃったのよ?

 

...もう9月。

この一年も、3/4ほど終わろうとしている。

速いよなぁ。

百歳なんて、すぐに迎えてしまうような気がする。

(大袈裟か。)

 

...ところで、「猫侍」。

まだ、(録画で)半分ほどしか観ていないけれど、いいよね。

北村一輝の、独白というか、ボヤキというか、笑える。

遠藤憲一のおとぼけ演技もいいよなぁ。

 

「夏の終わり」

「日が短くなったなぁ」と、ふと思った。

吹く風も冷たく感じられて。

虫が鳴き始める時間も早くなり、その音量も大きくなってきてるような。

 

朝、扉を開ければ、早咲きの金木犀の匂いがふわりと漂い。

辺りを照らす陽の光も、柔らかくなってきている。

季節の変わり目とは、こんなに突然、訪れるものなのか。

 

「夏は冬にあこがれて

冬は夏に帰りたい

あの頃のこと、今では

素敵に見える」

 

そろそろ、タルトの季節かな。

この前、フランも習ったし。

パイは、もう少し先だな。

バジル

スーパーマーケットに行けば、年中、手に入るものだけど。

庭先のプランターで育てると、季節感がある。

いい香りを放ちながら、葉を茂らせながら、すっくと伸びるバジルを見ると、「ああ、夏だ!」。

 

タイムなんかと違って、年越しを期待できない植物。

だから、毎年、苗を買ってきては植えている。

 

今日はボンゴレ・ビアンコに散らして。

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貝のスープとも合うと思うんだけど...。

かぼちゃの肉詰め

庭では、きゅうりの他にかぼちゃも育てている。

「ぼっちゃんかぼちゃ」とか言ったかなぁ。

直径15cmぐらいの、小さなかぼちゃ。

 

煮たり焼いたり揚げたり。

いろんな食べ方をしたけれど、今日は蒸かしてみよう。

かぼちゃの肉詰め。

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小さなかぼちゃと侮るなかれ。

いやぁ、結構ヘビーだな。

1回では食べきれない...。

3~4日テーブルに載るな、完食するまで。

アマガエル

庭できゅうりを作っている。

その葉の上に、一匹。

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小さいけれど、これでおとななんだろう。

 

何を見ているのか。

餌になりそうな小さな虫を待っているんだろうか。

 

辺りを見れば、何匹か動いている。

蛙の顔...観ていて飽きない。

かえるのムニエル

さて、研修会。

「立川ホテル」を8時半過ぎに出て。

電車に乗って会場へ。

 

辻調から予定表が送られてきたとき、「フランス地方料理・かえるのムニエル」が、ポンと目に入ってきた。

 

小学生の頃、かえる(食用がえる)はよく食べていた。

ウシガエル程度の大きさのかえるのもも肉。

最近は、かえるの肉を見ないので、口にすることはなかった。

かえるの肉は、巷間に流布する通り、鶏肉の食感。

塩コショー味で、パクパク食べていた。

 

さて、研修会では下処理から教えてくれるのかな、と少し期待したんだけど...。

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それはなかった。

ちょっと残念。

それにかえるも小振りだし。

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フランスから、冷凍で空輸されたものだという。

かえるは、その下半身の皮が剥かれ、あぐらをかいた状態で串刺しに。

開くとこんな感じ。

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一人、五対。もも肉10本。

「おいしい料理なので、一人30本は食べられちゃうんですよね」と、講師。

 

股関節の部分に包丁を入れ、水かきを切り落とし。

塩コショーをしっかりとして、少し休ませて

粉をはたいて、温めたオリーブオイルの中で焼き色を付けて。

 

半ば熱の入ったかえるをザルに取り、オリーブオイルをボウルに移して。

同じフライパンにバターをたっぷり。

ニンニクを加え香りを立たせ、バターの泡が消える前にかえるを戻し入れ。

おいしい焼き色がかえるに付いたら、パセリを振り入れ、軽くひと混ぜ。

 

トマトのフォンデュとレモンを添えたら、出来上がり。

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おいしい!

これ、手羽元を使って再現してもいいよね。

 

...ついでながら、本日の研修会で取り上げられた残りの料理。

すずきのパイ包み焼き ソース・ショロン。

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舌平目とロブスターのムースを、すずきのフィレにたっぷりと仕込んで。

マヨネーズ系のソースと、よく合うわね。

 

オレンジのフラン。

生クリームタップリで、これもいいね。

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赤いのは、オレンジのピールをざくろのシロップで煮詰めたもの。

 

いやぁ、今回もいろいろと勉強させていただきました。

また、来年。