「夏の終わり」

「日が短くなったなぁ」と、ふと思った。

吹く風も冷たく感じられて。

虫が鳴き始める時間も早くなり、その音量も大きくなってきてるような。

 

朝、扉を開ければ、早咲きの金木犀の匂いがふわりと漂い。

辺りを照らす陽の光も、柔らかくなってきている。

季節の変わり目とは、こんなに突然、訪れるものなのか。

 

「夏は冬にあこがれて

冬は夏に帰りたい

あの頃のこと、今では

素敵に見える」

 

そろそろ、タルトの季節かな。

この前、フランも習ったし。

パイは、もう少し先だな。