マクロビ日記(28)

「命をいただく」

 

マクロビでは、キーワードのひとつだと思う。

 

ヒト以外の生命、植物・動物の生命力を頂戴しながら、人は生きている。

そして、その生命力は強いに越したことはない。

だから、肥料・飼料はよりナチュラルであるべき。

また、加工に於いても、additives free であるべき。

(難しいことではあるけれど。)

 

「ごはんを食べに行こうよ」と聞いて、「命を食べに行こうよ」とtranslate したら、ギョッとしてしまう。

でも、何かを食べるとは、実は、それほど、尊いことであり厳粛なことなのかもしれない。

それは、調理についても言えること。

 

食材の仕入れから、食卓に供するまで、調理人は食材の「命」を扱っている。

そして、それを食べる人の「命」までも預かっている。

 

「人の命を奪うのは簡単なこと。

心のこもらない料理を食べさせ続ければいいのだ」

こんな趣旨のことを、マクロビの講義で聞いたような、聞かなかったような...。