in the doghouse

「面目を失う;人気を失う;嫌われる」といった意味があるらしい。

 

30年ほど前、山小屋で居候をしていたとき。

そこには、ラブラドールが一頭いた。

 

オーナーの話では、このオス犬は預かりもの。

友人に頼まれて、ここに置いていると言っていた。

 

しつけが、まったくなされておらず、困った犬だった。

小屋を利用する人が来ると、飛び掛かって、じゃれつく。

でかい犬だから、女性なら、よろめいてしまう。

 

食事の時間には、客の足元にすり寄って、餌をねだる。

よだれを垂らしながら。

 

そんなとき、オーナーは「ハウス!ハウス!」と言って、犬を追い払う。

まぁ、しつけのできていない犬だから、犬小屋に入ることもないのだが。

 

...in the doghouse

悪いことをした犬は、犬小屋に追い払われる。

普段は「人間の友」でも、時には、人間から疎ましく思われる。

 

その点、ネコは得だね。

牙を剥いたり、爪を立てない限り「可愛いわね」と言われる(ネコが嫌いな人は、そんなことは言わないだろうけど)。

気紛れで、慣らすのが難しい動物が近寄ってくると、何となく嬉しくなる。

膝の上にポンッと乗られると、つい、撫でてしまう。