メバルの煮つけ

漁師の息子だったり、魚屋の息子だったりすることはないが。

魚の頭が好きだ。

魚の頭の骨格に沿って、ホジホジしながら食べる。

 

どんな調理法でもホジホジできるわけではない。

それは、形よく煮つけたときのお楽しみ。

もちろん、大きな魚であれば、それだけ楽しみは倍増...。

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甘辛く煮つけて。

でも「甘露煮」のように甘くするようなことはせず。

うちでは、みりんや砂糖の代わりに日本酒を使っている。

 

パリでステイをしていたとき、スズキのシャンパン蒸しを作った。

一匹、丸ごとでテーブルに載せ、頭の部分の食べるつもりでいたのに。

ホステスのカリーンが「頭なんか食べるものじゃない」と言って。

頭をストンと切り落とすと、テーブルから下げてしまった。

ええっ、げげ、じぇじぇ、てっ!

 

「所変われば」なのか「カリーンだから」なのか。

魚の頭を巡って、忘れられない思い出。

あれは、すずぎの頭だったからダメだったのかなぁ。

 

...話変わって、7月、NHKBSでゴジラ特集が組まれるとのこと。

「あの頃」に戻って、楽しみたい。