僕は、カメラのことを「写真機」と言ってしまう。
小さい頃から。
以前、年下の前で「写真機」と言ったら、「いつの時代の人ですか?」と。
「カメラじゃないんですか?」と問い返されて、「まぁ、そうだね」。
フォトでもなく、イメージでもなく、「写真を撮って」とは言うのに。
「写真機」は死語なの?
そんな僕でも、「ヤング」とか「ナウな」「おセンチ」とかは、口にしない。
どうしても、時代遅れの感を否めない。
そのくせ、「ぎゃふん」とか「眉唾」「ロハ」とかは言ってしまう。
カタカナ語に抵抗があるのかしらん。
あと、「歯磨き粉」。
今時、あれはなんて言ったらいいのだろう?
「歯磨き粉が切れてるから、新しいのを用意してちょうだい」
と言いながら、「あれは粉じゃないよな」といつもクスリとする。
「歯磨き」だけじゃ言葉足らずだし。
かといって、「歯磨きペースト」とか「歯磨きジェル」とかは、う~ん。
薬局に行って、店員さんに尋ねるとき、みなさんは何と言っているんだろう。
まぁ、尋ねるまでもなく、目的の商品を手にしてレジを済ませているかもしれない。