マクロビ日記(4) 雨々降れ降れ篇

さて、今日は?


午前、(1)小豆粥、(2)かぼちゃとグルテンの煮付け、(3)青菜のごま和え、(4)糸寒天と海藻のサラダ

かぼちゃ、同じ幅、大きさに切るのは難しいね。
小豆粥、胃に優しくてgood。


午後、(1)玄米海苔巻、(2)野菜とそうめんのすまし汁、(3)きゅうりと油揚げの二杯酢和え、(4)小豆昆布

玄米海苔巻は、なんていうのか、柔らかな餅に、きゅうりとにんじんを挟んで、それを海苔で巻いたっていう感じ。
小豆昆布は、仕上げがポイント。最後に塩を加えたら、水を増やして一煮たちさせる。
盛り付けるころには、水分を吸って、ちょうどよくなる。


...朝ごはん、マクロビだからというわけではないが、寒天ヌードルと玄米雑炊(キューピー)。

塩味がしっかりついているから、満足感はある。


...暇つぶしに呼んでる本。
「エコノミック・アニマル」は褒め言葉だった 誤解と誤訳の近現代史」(多賀敏行 2004 新潮社新潮新書


エコノミック・アニマルもウサギ小屋も、私にとっては懐かしい響き。
以下、「」内は本著作からの引用。


エコノミック・アニマル(1965)
まず、著者は、アニマルは、ある特定の分野において突出した才能を持つことを意味することを指摘する。
そして、パキスタン首席代表ブット外相の、日本人はエコノミック・アニマルである発言は、
「『日本人はこと経済活動にかけては大変な才能があるので、日本は将来立派な経済大国になるだろう』という意味なのである」


ウサギ小屋
「cage a lapain: 画一的な狭いアパルトマンの多くから成る建物」
「『ウサギ小屋』は、何も日本人のため作った言葉ではなかったのでる。
フランスでは、部屋の上に別の部屋を重ねていく都市型の集合住宅のこと...『ウサギ小屋』と呼ぶのである。
...『ウサギ小屋』には別にほめる意味合いはない。しかし、日本人をおとしめる意味合いもなさそうなのである。
...フランスでは政府系の住宅公団が中・低所得者用にHLM (Habitation a Loyer Modere)と呼ばれる住宅を供給しているが、こういう建物がまさしく、cage a lapins の典型なのである。
(中略)要するにこの報告書を起草した、フランス人と思われる担当官は、
フランス語で『日本人は、フランスで俗に『ウサギ小屋』と呼ばれているのと同じタイプの狭くて画一的な都市型集合住宅に住んでいる』という趣旨のことを言いたかったに違いないのだが、
英語に訳されたとき、機械的にrabbit hutchesと訳されたため、
『日本人は『ウサギ小屋』に住んでいる』という、極めてどぎつい表現(糞のにおいさえ思い起こさせる)として受け止められてしまったのである」


なるほど。
長生きはするものだ。
私の中の、モヤモヤのひとつが消えた。