自己実現

自己実現という言葉がある。

自己実現を謳う本はどれも自己実現することを前提とし、自己実現した場合のことしか述べていないように思える。

しかし、誰もが自己実現をするわけではない。自己実現できず、その一生を終えなければならない人もいる。自己実現できない場合の生き方の対処法についてなぜ記さないのか。記せないのか。自己実現できない人には、寂しい終焉しか残されていないのか。自己実現できない人々に向けてのメッセージはないのだろうか。

自己実現するとは、どのようなことなのだろうか。「第3者に認められ満足する」は、自己実現の副産物となりえるだろうか。自己満足で終わる場合を除き、他者による肯定的な評価(フィードバック)があれば、「自己実現」を確信させてくれるかもしれない。

誰かに批判、非難されるのも辛いが、誰からも何も言われないのも辛いだろう。一人ぼっちは心を揺らす。これでいいのか、悪いのか。どこまで行けばいいのか、どこにも行く必要はないのか。

自分と向き合うこと。死ぬまで生きていく。死に向かって人は生きていく。

幸せも不幸せも、結局は相対的なもの。何かや誰かとの比較が生み出す感情に根ざしている。

昨日や一年前より成長していると感じられるように、一歩一歩確実に歩んでいく。そしてつぶやく、「これでいいのだ」。それでいいのだ。

それでは、第11回、どうぞ。

11. a. COD(化学的酸素要求量)は、汚染度が大きいほど増大する。
b. 日常生活に使用する水は、一人当たり380〜390ℓ/日である。
c. 生活排水と事業排水を併せた汚水と雨水を総称して下水という。
d. 活性汚泥法は、下水の好気的処理法である。
12. a. 一般廃棄物は地方公共団体が、産業廃棄物は排出事業者がそれぞれ行う。
b. 平成15年度の一般廃棄物の排出量は、一日当たり1kg/人である。
c. エアコン、テレビ、冷蔵庫などを廃棄する際は、排出者が収集、運搬、およびリサイクルにかかる費用を負担しなければならない。
d. ダイオキシンは、ごみ焼却場でプラスチック類やポリ塩化ビフェニルなどの有機塩素化合物が燃えるときに非意図的に排出される。
13. ダイオキシン
a. 経口摂取によって最も多く取り込まれる。
b. 耐容1日摂取量は4pgTEQ/Kg(体重)/日である。
c. 内分泌かく乱物質のひとつである。
d. 人間などの生物の体内では、特に細胞組織に蓄積する。
14. 衛生害虫
a. 駆除は発生の初期に行うのが効果的である。
b. 感染症や寄生虫病の感染経路になることがある。
c. 駆除を行うには、広範囲にわたって一斉に行うことが大切である。
d. 駆除は6ヶ月以内に1回は行う。
e. ゴキブリは消化器系感染症や食中毒を媒介することがある。
15. 照度
a. 調理室の照度は150ルクス
b. 調理作業面の照度は300ルクス
16. 住居の衛生
a. 一酸化炭素の衛生学的許容濃度は10ppmである。
b. 換気をよくすることは、有毒ガスの発生防止や適切な気温の確保のために重要である。
c. 暖房による至適温度範囲は18〜22℃である。
d. 室内空気汚染の指標としては、一般に二酸化炭素の濃度が用いられる。
17. a.赤潮の原因は窒素とリン/富栄養化が原因である。
b. わが国の環境基本法では、振動、地盤沈下、悪臭および土壌汚染を公害の範囲に入れている。
c. 公害とは、産業その他、人の活動によって、広範囲にわたる人々に健康上の障害を起こし、または生活環境に被害の生ずることをいう。
d. 自動車の排気ガスは、一酸化炭素をはじめ窒素酸化物・炭化水素などを含んでいる。
18. a. ダイオキシンは大気汚染にかかわる環境基準が、大気・土壌・水で設定されている。
b. 浮遊粒子状物質とは径10μm以下のものをいい、発生源は主にディーゼル車の排気ガスや向上からの排煙である。
c. 窒素酸化物や炭化水素に紫外線が当たってできる効果学オキシダントは、粘膜刺激性がある。
d. 硫化水素は、悪臭防止法によって悪臭物質として指定されている。
19. a. BOD(生物化学的酸素要求量)の測定がCOD(化学的酸素要求量)の測定より時間がかかるのは、BODは生物の一生を観察しなければならないからである。
b. 有害な化学物質が水質を汚染すると、食物連鎖により、食用生物の体内に生物濃縮される。
c. 水道水に含まれるトリハロメタンは、塩素消毒の副産物である。
d. 溶存酸素(DO)が大きいほど、水の清浄度は高い。溶存酸素(DO)が激減すると赤潮、淡水赤潮が発生する。
20. 地球環境問題
a. オゾン層の破壊に伴って、紫外線が人体に悪影響をもたらす。
b. 酸性降雨の原因のひとつに自動車の排気ガスがある。
c. 二酸化炭素排出抑制によって地球温暖化が防止される。
d. 地球温暖化はマラリアの分布域拡大をもたらす。