真逆

「真逆」という言葉。

僕には不思議な響きをもつ。

 

真向、真直ぐ、真っ白…。

そして「真逆」?

 

「真逆」と「正反対」はどう違う?

昔からある言葉なの?

 

以前、こんな会話を聞いたことがある。

「喉が渇いたなぁ。何か飲みたいなぁ」

「逆に、ご飯でも食べに行かない?」

「何の『逆』なんだよ?」

 

「そうではなくて」の意味で「逆」を使うことがあるのかな、と思っていた。

「逆」は、その後まもなく、「真逆」という形でも僕の耳に届くようになった。

 

「正反対」に対照のイメージがあれば、「真逆」には否定の含意を感じる。

つまり、「まったくAなんかじゃなくてB」。

 

「違う、違うんだよ!そうじゃないんだよ」と訴えている姿がそこにはありそう。

そう考えれば、「正反対」と違った使われ方をしても不思議ではないか。

 

「真逆」…かぁ。