「女子の気持ちは女子にしか分からない。
分からないもので、いくら悩んでもストレスになるだけだから、考えないのが一番いい」
と言う主人公は、
「私と電車と、どちらが大事なの?」
と、問われてフラれる。
オタク、またはオタク的な者にとって、どっちを取るのといった種の質問は困るだろうなぁ。
趣味は趣味で、恋愛対象とまでいわなくとも、それに準ずるぐらいに大切なもの。
「〇〇と私、どっちが大事なの?」
どっちも。
いや、ひょっとすると、〇〇の方。
そもそも、〇〇が好きな僕のことを好きになってくれたんじゃないの?
でも、そんなこと言ったら、張り倒されるだろうな...。
「もちろん、君さぁ」
ああ、嘘ではないにしろ、真実ではないことを言っちゃったかな?
〇〇に興ずる僕は、ダメなのかなぁ。
「せっかく二人でいるのに、〇〇なんてあとでいいじゃない!」
あとで、かぁ。
でも、僕は今、〇〇で頭がいっぱいなんだよなぁ。
それにしても、そんなにキイキイ言わなくてもいいじゃない...。
ああ、出口がない。
まいったなぁ。