本を読んでいたら、「ニャニャニャ」と言いながら、チビ太がやってきた。
椅子に飛び乗ると、ネコらしい姿勢で寝始めた。
暫く本を読んで、チラリとチビ太に目をやると...。
なんか、変な格好をしているなぁ。
まぁ、いいか。
再び本を読み始めた。
少し読んで、また、目をやると...。
伸ばしてる!!
さっきよりも肢を伸ばしてる。
一体、何を獲ろうとしているんだ。
こんな光景を目にしてしまうと、気が散って仕方ない。
読書、中止。
...チビ太はよくしゃべる。
扉の前に立って、外に出たいと目で合図するから、扉を開けてやると、
「ニャァ~ニャニャ」と言って、出ていく。
「ありがとう」と言っているのか、「対応が遅いんだよ!」と言っているのか、定かではない。
ガラス越しにボンヤリ姿が見えるから、帰って来たなと思って扉を開けてやると、「ニャァ~ニャニャ」と言って、入ってくる。
「ただいま」と言っているのか、「なんで待たせるんだよ!」と言っているのか、これも定かではない。
エサを強請られるたびに、「ゴハンが欲しいのか?」「ゴハンを食べたいの?」と声を掛けていたら、そのうち「ゴワァン、グワァン」と言うようになった。
(そう聞こえるんだけど、空耳かなぁ。)
「おかわり」とか「もっと!」ととか言うようになったら、「珍百景」に連絡してもいいな。
...「レンタネコ」という映画を観始めた。
まだ、30分ぐらいしか観てないけれど、おもしろそう。
主人公の女性は、ネコ好きで、心寂しい人にネコをレンタルし、株で生計を立てている。
いいキャラだな。
でも、家の中にあんなにネコがいたら大変だ。