昨夜、パソコンをパチパチやりながら、ラジオを聞き流していた。
NHK第1の、J-Popのリクエスト番組。
どうしても聴きたい、というそんな単純な理由で、リトラバのハロー・アゲインをリクエストした人がいた。
そして、その曲が流れてきた。
「えっ、そんなに気軽に曲を流してくれるの?」なんて思ったら、僕も1曲、どうしても聴きたいという、我が儘な理由でリクエストしてみようと思った。
ユーミンのダ・ディ・ダとか、久しぶりに聴いてみたい、なんてことを番組のリクエスト・フォームに書き入れて。
ラジオネームは「たまお」でいいか。
投稿ボタンを押そうとしたそのとき、
「では、本日、最後のリクエスト。
KANで『愛は勝つ』」
なぁんだ、もう、番組も終わりか。
まぁ、次の放送もあるだろうから、それに向けて送っておくか。
エイッ、とボタンを押して送信。
KANの曲が始まり、僕はパソコンの電源を落として、就寝モード。
煙草をふかし、曲を楽しみ、聴き終えたそのとき、
「それでは、残りの時間で、寄せられたお便りを読みますね。
ラジオネームは「たまお」さん」
へえ、「たまお」なんて名前を使う人、僕の他にもいるんだなぁ。
「流れてくる曲のすべてが、僕の青年時代を彩るもので、半泣き状態で聴いています」
あれ、これ、僕が送ったメッセージじゃん!
いやぁ、驚きだねぇ。
何が驚きって、ほんの今さっき送った僕の言葉が電波に乗ったということ。
僕の中学・高校の頃、曲のリクエストは葉書か電話でするもだと相場は決まっていた。
葉書でのリクエストなんて、受け入れてもらえるかどうかなんて、数日は待たなければ分からなかったものなあ。
現在は、クリックひとつで、あっという間。
時代だねぇ。
僕らの時代は遠くになりにけり、か。
そういえば、「電リク(電話リクエスト)」なんて言葉も、最近、聞かないね。
これも、もう死語?