魚屋に出かけた。
「かんぱち、安くしときますよ」と声が掛かった。
脂も乗っていそうで、値段も手ごろ。
一本、買っちゃおうかね。
まずは、刺身。
うん、トロトロしてておいしい。
旨いなぁ。
残りは、どうしたものか。
煮てみるか。
身がホロリと崩れる感じがいいな。
さてさて、さらなる残りはどうするか。
昆布〆にして、木枠に入れて。
かんぱちの押し寿司。
キリッとさせた酢飯といっしょに。
これもよかった。
頭とアラは煮つけて。
結局、残ったものは、エラと内臓と骨だけ。
こういうのも「完食」というのだろうか。