狭い部屋では...

高校生の頃。

ベッドは壁際。

狭い部屋だから...。

 

Luigi got up on the wrong side of the bed.≪米≫

Luigi got out of bed on the wrong side.≪英≫

ルイージは、朝から一日中、機嫌が悪い。)

 

この表現を初めて見たとき。

ピンと来るはずもなく。

だって、ベッドから抜け出す側は、決まっていたから。

 

でも、大きな家、大きな部屋では、左右どちらの側からでも起き上れるようにベッドを置くことができる。

これは、そういったスキーマがないと理解が難しい。

 

...イタリア語にも似たような概念が存在するようで。

でも、表現の仕方が異なる。

 

Luigi si è alzato col piede sbagliato.

 

なるほどね。

普段の寝起きでは右足なのに、今日に限って左足で着床、か。

(両足で着床する人は、とりあえず無視。)

高校生の僕には、こちらの方が理解しやすかったかも。

 

いや、待てよ。

ベッドの右手側を壁に付けていれば、左足から。

左手側を壁に付けていれば、右足からになるか。

じゃぁ、いずれにしても、ピンと来なかったってことか。

 

仮に、あの当時、布団で寝起きしていたらどうだっただろう...。

まぁ、いいか。

止めておこう。

 

因みに、ベッドの左側から起きると縁起が悪いという迷信から生まれた表現らしい。

う~ん、壁際にベッドを置くときは気をつけよう。

置き方によっては、寝起きはいつもベッドの左側、になりかねない。

そして、最初に着床する足はいつも左足、になりかねない。