夏が往く

不思議なもので、秋が近づくと、心がオフコースになる。


若いころの刷り込みは、いつまでも残るんだね。
高校、浪人、大学と聴き続けたからなぁ。
暗いとか女々しいとか、発展性がないとか言われても。
結局、僕は、小田さんの抒情性に心打たれていたということか。


「過ぎゆくは若き日々
いくつかの愛も消えて


いつまでも変わらない心でいたい
時の流れはいつも、哀しいもの」


『愛の唄』も、あの頃とは違う聴き方をしているな。
世の中には、抗っても抗いきれないこともある。
それを受け入れることも、人生にとっては必要な事なのだろう。