B同様に、Aも

さてさて、あのヴァイス・ヴルストでも食べましょう。

チーズを載せてみよう。

ポーチド・エッグと合わせたら、おいしくなるだろうか?


・・・ロランは、寝ている。
Zzzz

椅子から落ちそうなのに、寝ている。

その間に、買い物を。


・・・ほっけ。

筒切りにして、煮付けましょう。
そして、北寄貝のぬた。

う〜ん、甘じょっぱくて、おいしい。


・・・「英単語のあぶない常識」(山岡洋一著、ちくま新書)
A as well as B は「B同様、Aも」と、高校のとき教えられた。
ふんふん、それで、山岡さんは疑問を抱いた
「それはほんまか?」
で、かれは38のサンプルを元に、突っ込んだところで A as well as B を考えた。
(サンプル数38は、多いとは言えないが。)


1. 情報量という観点から、(1)Aが既知情報、Bが未知情報のサンプル、24%、(2)A未知、B未知が66%、(3)A未知、B既知が10%、(4)A既知、B既知は0%。
2. B の位置に来る情報の90%が未知情報となる。
3. (1)未知情報を提供する場面で使用する。(2)未知情報を基本に据える場面で「B同様、Aも」という訳は、多数のサンプルで不自然(もちろん、10%のサンプルに関してはOK)。


なるほどね。
英訳するとき、「AもBも」の感覚で気軽に使えそうな A as well as B。
だけれど、読み手・聞き手に伝えようとする情報内容を考えないと、ネイティブには違和感のある文になってしまうんだな。