年の暮れ

日持ちしそうなものから重箱に詰める料理を作り始めて。

今日は、数の子の塩抜きとニシンの昆布巻き。

 

正月料理と言ったって、結局は、普段と変わらぬものを食べるんだろうな。

カレーとか生姜焼きとか天ぷらとか。

 

あれこれやることがあると、なぜか麺類を口にすることが多くなる。

蕎麦にうどん、中華麺。

手間もかからず、さっさと食べられ、片付けも簡単。

 

冷凍庫から、いつ冷凍にしたかも思い出せない海老を引っ張り出して。

冷凍焼けしてるんだろうな、と思いながら、さてどうしようと考える。

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さっと素揚げして、あんかけにのせてみる。

寒くなると、「あちち」「ズルズル」といったものが恋しくなる。

 

缶詰の賞味期限にも注意しなくちゃ。

年内に食べてしまった方がよさそうなカニ缶。

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作るには、手間もかかるし気も使うが、お手軽料理ばかりじゃ寂しいから。

 

さて、みなさん、今年一年お世話になりました。

来る年が、みなさんにとって良い年でありますように。

 

カップ麺

といえば、日清か。

 

先日、ラジオに耳を傾けていたら、カップ麺ランキング。

そこでは、上位3位は日清が占めていた。

3位・シーフード、2位・カレー、1位・オリジナル。

放送を聞いていた僕は、大きく肯いた。

 

こんな僕に、カップヌードルのプレゼント。

ラッキー!

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これは特別なカップヌードルで、なんでも、改良前の角チャーシューが入っているという。

それも10倍量で!

いいね、当初の角肉、大好き。

 

封を切ってみた。

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おお、とてもいいね。

熱湯注いで、1分後の固麺でいただく。

緩くなった麺は苦手よ。

 

即席麺に関して言えば、僕は、袋麺派なんだけど。

カップ麺だけは袋で買うことができないから(あたりまえ)。

 

小中高大と育つ中で、変わらぬお気に入りは...

3位・エースコックのワンタン麺

2位・明星のチャルメラ

1位・日清の出前一丁

 

麺を熱湯で煮たて、油分を乳化させたお湯で、粉スープを溶く。

袋麺だからできること。

袋麺にできてカップ麺にできないこと。

 

 

結婚できない男

フジテレビ、おもしろいドラマを作っていたね。

高島礼子の旦那がらみで、一時、再放送が危ぶまれていたけれど。

 

不器用で屈折した四十男の阿部寛

表情豊かで包容力のある妙齢の夏川結衣

 

結婚を後回しにしてきた自分を車庫に入ったままの車に例え、そろそろそこから出ようかと言う夏川に、阿部が錆ついて動かないんじゃないのと口にする。

 

相手をムッとさせるつもりはないんだろうけど。

思ったことをつい口にしてしまう。

その内容は、完全には否定できない。

でも、「今、ここでそれを言っちゃだめでしょ」という感じ。

それが笑いを誘う。

 

でもね、救いは、阿部演じる男性の素直さ。

グズグズ言いながらも、本当は、心の優しい人なんだということがジンジン伝わってくる。

で、夏川演じる女医ができた人で。

心底腹を立てても、大型ミットですべてをバシッと受け止めちゃう。

 

歳を取って自分の世界を確立しちゃうと、その領域は侵されたくないと願いがち。

中年以降の結婚て、相手にどこまで自分の陣地を解放するかを考える側面もあると思う。

ドラマの二人はどうなっていくのか?

 

最終回は忘れてしまったし、再放送を見ながら「ああ、こんなシーンがあったんだ」なんて思っている。

これから暫くは、退屈しないな。

 

不可解な出来事

ある契約を解きたくて、契約先に電話した。

担当の女性と一通り話をして電話を切るときに、相手の名前を確認した。

追加で用件が発生したときに、スムーズに事が運ぶようにと。

 

「すみません、もう一度、お名前を伺えますか?」

「山本です」

「山本さんですか。そちらの部署には山本さんはお一人ですか?」

「実は、何人かおりまして...」

「では、下のお名前をお伺いできますか?」

「それはお伝えしかねます」

 

えっ?なに?もう、なぜの嵐。

 

「ええっ!じゃぁ、こちらから再び連絡を取りたいときは、どうしたらいいの?」

「そうですね、『12月7日の山本』と言っていただけたら...」

 

まぁ、それでいいというのなら。

こちらから連絡して多少待たされても、なんとかなりそうだし。

 

それにしても、不可解。

同じ部署に複数の山本が存在するなら、相手に下の名前を伝える必要があると思うんだけど。

「どちらの山本でしょうか?」と聞き返されるのは、結構、ストレスになる。

 

『12月7日の山本』か。

なんか変な感じ。

さといも

寒くなってくると、そう、トロッとしたりネチッとしたものが食べたくなる。

柔らかく煮たさといもなんかいいよな。

 

さといもを洗って、皮をむいて、塩を回して。

ザッと洗って水を切ったら、油を熱した鍋の中に。

 

いんげん、ちくわの輪切りと一緒に炒めたら、蓋をして暫く蒸して。

蓋を外したら、砂糖、醤油を入れ、芳ばしさを待って。

 

酒、だし汁を入れ、あとはクツクツ。

水を足したりしながら、さといもが柔らかくなるのを待つ。

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こんにゃくを入れても、おいしいよね。

 

適度な甘みと塩加減が、ご飯に合う。

パクパクと食べてしまう。

パクパク。

めばる

普段は500円程度のめばるだけれど、時期になったね、今日は1,080円。

体長も重量も、いつもの倍。

楽しみよ。

 

うろこをはがし、内臓を筒抜きして、背中と横腹に包丁を入れる。

 

鍋に多めに日本酒を入れて煮切り、水を差して温度を下げる。

魚を入れて蓋をして、強火で5分ほど。

最初の醤油を差して蓋をずらして、さらに5分ほど。

 

続きの醤油を差して蓋をして、弱火でクツクツ。

ゆっくりとふっくらと仕上げていく。

乳化の感じがとてもいい。

脂がのってるね。

 

煮汁が少なくなったら火から外して放置。

魚が煮汁を、くぅ~っと含んでいく。

 

半日もおいたら、鍋を再び火にかけて。

魚を温めたら皿に盛り。

煮汁を煮詰めて魚にかける。

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ついでに、おまけで買ってきた「そい」、100円。

未消化の小魚が胃袋の中に残っていた。

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めばるは美味かった。

脂が身を包んで、口の中でホロホロと崩れていく。

そいは...まぁ、100円の味だね。

 

 

ピーマンのカキ詰め ベーコン巻

カキと言えば、そう、ピーマンに詰めて食べるのも、結構、イケる。

 

ピーマンを割って、粉を振り。

カキを洗って、ピーマンに詰め。

ベーコンを巻いて。

 

フライパンにバターを溶かし。

巻き終わりを下にして、カキを詰めたピーマンを滑り込ませ。

焼き色がついたら裏返し。

 

裏側にも焼き色がついたら、蓋して蒸して。

ピーマンがシナリとしたら引き上げて。

続いてソースを作ります。

 

ワインにウスター、ケチャップを煮詰め。

水で延ばして、カキピーマンを戻し入れ。

アロゼしながら仕上げます。

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ピーマンの固さはお好みだけれど、クタクタなのがいいということであれば、最後の工程で、水の量を増やして煮る感覚で。

 

今日はブルーチーズの角切りを載せて風味付け。

鼻を突くけど、口の中では味わいのミクスチャー。

ぶーさん

小学生の頃、僕は水泳教室に通わされていた。

プールに辿り着くまでが、もう、一苦労。

自宅からバスに乗って、スイミングクラブの事務所まで30分。

そこから、クラブ所有のバスに乗って40分。

なんだかんだで、家を出てからプールに入るまで2時間はかかってた。

小学生の僕には、遥かな旅に出るような気分。

 

教室は毎週土曜日。

土曜日といえば、テレビ番組も楽しくて。

それを観なければ、月曜日の友達との会話も楽しくなくて。

練習を終えて家に帰れば、夜の8時を回っていたし。

まったく、ほんと、やめたくて仕方なかった。

 

面白くないなぁ、と思っている僕。

そんな僕のそばに来て、話しかけてくる男の子がいた。

同い年の...名前は思い出せないが、あだ名はぶーさん。

ぷっくり、ぽっちゃりした、下町のお金持ち。

いつもニコニコしているんだけど、ちょっと意地悪すると顔をくしゃくしゃにして泣きだす。

(泣かれるたびに、悪いことしちゃったなと良心の呵責に苛まれた。)

 

ひと泳ぎして事務所に戻ってくれば、日も暮れていて。

一時間に一本の帰りのバスを逃すと、もう悲劇。

途方に暮れるしかない。

でもそんなときには、なぜかぶーさんがそばに寄ってきて一言。

「なんか食いに行こう。おごってやるよ」

 

とても小学生の発言とは思えないが、たぶん、彼のとーちゃんがそんな感じの人だったんだろうな、今、思えば。

彼がごちそうしてくれたものといえば、一個50円の肉まんだったり、一杯90円の駅そばだったり、一枚450円の生姜焼き定食だったり。

彼の家も僕の家も共働きで、家に帰っても何となく一人。

そんな共通の境遇が、互いを引き寄せたのかな。

 

ぶーさん、元気にしてるかい?

あの人当たりの良さが活きてれば、どこかで社長とかやっていてもいいような気がする。

あれから50年近く経って、どこかですれ違っても、お互い気づくことはないと思う。

でも、まぁ、それでも、もう一度どこかで出会うようなことがあれば、いろいろと作ってあげてもいいな。

昔、2人が食べたものの話をしながら、食事なんていいかもしれない。

 

...追記。

前回の記事「豚肉の生姜焼き」で、肝心なことが書かれていなかったぁ。

調理のプロセスの中に「生姜」がない。

お酒を入れるタイミングで生姜汁(お好みで生姜の繊維も)を注ぐ、と。

豚肉の生姜焼き

ある日突然、発作的に、衝動的に、偏執的に、生姜焼きが食べたくなることがある。

濃い目の醤油味で、ピリ辛で、それでいて微かに甘く。

固めに炊いた、湯気立ち上るご飯にのっけて。

 

...薄い肉は、軽く塩をして熱いフライパンに載せ、素早く焼き色をつける。

網に取り、にじみ出る水分を切って。

 

その間に、フライパンに残った油を空けて、たれづくり。

砂糖少々をカラメリゼ。

煙が上がるタイミングで、濃口醤油を入れ焦がす。

酒を入れ、一旦延ばしたら、グッと煮詰めて。

 

肉を再びフライパンに滑り込ませる。

たれを絡めたら引き上げて。

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う~ん、仕上がりの色はもっと濃くてもよかったかな。

まぁ、いいさ。

ご飯に載せて、七味唐辛子を振りかけて。

さあ、食べよう。

カキフライ

「くちばしの黄色いさんまが出ないなぁ」「太ったさんまが出ないなぁ」と言っているうちに、カキの出番。

うう、粒が大きい!

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8粒入って、600円ほど。

 

カキフライの醍醐味は、外側カリッと、中チュルルン。

タルタルソースの酸味と相まって、胃袋に収まることにあると思うんだけど。

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このカキはいいね。

期待を裏切らなかった。

いい素材に出会って、それを調理しておいしかったとき、ウチゴハンは最高だと思ってしまう。

老眼鏡

手元の小さい文字が読みづらいな、と思うようになったのは1年ほど前から。

文字がぼけて見えたり、かすんで見えたり。

ああ、大人の階段の先は、加齢の階段か。

 

思い切って、眼科に行ってみた。

「老眼ですね。年齢的なものです」

もう、そんな歳になっていたのか。

 

しかし、今年のこの時期に老眼と診断されるとは。

いつかは目も弱るだろうとは思っていたけれど。

まさか、今、その現実を突き付けられようとはねぇ。

 

老眼鏡のサンプルをかけてみた。

たしかに文字がサクサクと読める、作業効率がとてもいい。

もう、作るしかないな。

 

なんでも、僕に適したものはプラスの老眼鏡ではないとのこと。

つまり、100円ショップでお手軽には買えない(落胆)。

マイナスのものをあつらえなければならない(手間だな)。

 

遠近両用のサンプルを試してみたけど、どうも使いづらい。

「縁の上の方で遠くを見て、縁の下の方で近くを見るんです」(面倒だな)。

これは僕向きじゃない。

 

処方箋をもらって、国道沿いの眼鏡店へ。

1本6,000円ほど。

孤独な作業の最中に使うものだから、フレームの格好はこの際どうでもよい。

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この眼鏡をかけると手元はクリアだけど、30cm離れたものはぼけて見える。

30cmを超えて見るときは、近視用の眼鏡にかけかえて。

いやはや、学校で講義を受けるときは大変だ。

 

あさがお

掃き掃除をしようと思って、裏庭に出た。

サッサッと掃き進めながら、ふと脇に目を遣ると。

おや、あさがお。

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まぁまぁ、これから寒くなるというのに。

こんなに元気よく咲くなんて。

蔓にはつぼみがいくつかついている。

 

はて、なんでこんなところであさがおが咲くんだ?

種をまいた記憶はないが。

どこかから、種が飛んできた?

 

ここは、鶏が歩くこともある。

鶏の糞の中にでも混じっていたか?

それとも、野鳥が運んできたか?

 

まぁ、いいか。

不思議なことは、ときどきある。

すてきな色を目にして、気持ちも和む。

 

花が枯れ、種ができたら取っておこう。

辺りにパラパラとまいて、増やすことができたらいいな。

群れたあさがおは、いいものだから。

時は流れて

チャポンと音を立てて湯船に浸かる。

ボォ~っとできる貴重な時間。

 

今は存在して当然で、「ああ、時代は変わったな」と思わせるものがある。

電話を持って歩けなかった頃、トランシーバーが欲しかった。

携帯電話あるんだもの、トランシーバーなんて、まず、必要ないな。

 

外国の雰囲気に浸りたくて、短波ラジオが欲しかった。

インターネットの時代、短波ラジオなんて未開の土地に行かない限り必要ないね。

 

田舎の商店街、正月三が日はゴーストタウン。

今は年中無休のコンビニから始まって、正月2日から商売を始めるのは普通。

 

高校時代、自転車のカゴにLPレコードを突っ込んで、時々、地面に落して泣いたりして。

そのうちCDが出て、今ではデータで売買できるんだものな。

 

音楽と言えばウォークマン

「ああ、カセットテープが絡まった」「ああ、あの曲は120分テープの最後の方に録音してあるんだ。早送り、時間かかるな」「うわぁ、電池切れだ!」

 

あと、ナビゲーション・システムも忘れちゃいけない。

道路地図とにらめっこしながら運転する必要がないなんて。

 

短小軽薄だっけ?

時代は弛まず、そこに向かっていった。

ついでに、速と即も加えて、短小軽薄速即。

 

「なくてもいいけど、あったら便利」なんて言ってられない。

今じゃ、「なければダメ」。

便利なものは使いこなせなくちゃ。

 

さて、風呂から出るか。

 

 

 

 

欠けたまつたけ

久しぶりにデパートへ。

 

地下の食料品コーナーでまつたけを見てみる。

国産は1万円からか。

高いな。

 

今年もカナダ産でよしとするか。

カナダ産だって香りはいいよね。

「まつたけごはん、食べたぁ」という気分にはさせてくれる。

 

で、カナダ産。

5,000円から?

例年に比べたら高いんじゃないの?

 

ま、別に、今日買わなくたって構わないか。

そう思って売り場を立ち去ろうとしたとき。

割かれた状態でパックされているまつたけが。

 

「カナダから届いたんですけど、少しばかり欠けていて。

見た目良く、割いたんです」と、店員のお兄さん。

「品質には問題ありませんよ」

 

値段を見ると2,000円。

量的には大きなまつたけ一本分か。

割かれたことで、多少香りが飛んでいたとしても、まぁ、いいか。

 

...昆布出汁に塩、醤油、洗米。

まつたけを載せて、GO!

30分が経った頃、おお、匂ってきたぜ。

 

「ピーピーピー」

炊きあがりのサインを待って、炊飯器の蓋を開ける。

まつたけのアロマがフワッと漂い、エクスタシー。

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色合いは地味だから、写真向きではないんだよなぁ。

味と匂いをお伝えできないもどかしさ。

おいしい!としか言えない能力のなさを、許して。

海老天丼

使う海老は車海老。

せめてブラック・タイガー。

 

でも今日は、「お刺身にどうぞ」と書かれた赤海老。

どうなのよ。

 

値段もお安く。

5尾で500円強。

 

アルゼンチン海老で作った時は、身が柔らかすぎてがっかりだったけど。

赤海老は程よい大きさで、期待させてくれる。

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う~ん。

プリッじゃないんだよな。

クチュッという触感。

 

だめだな。

「大きな甘海老」だと思って、刺身で食べておけばよかった。